![インテリアとしての「一」ichi](https://static.wixstatic.com/media/11062b_59dc8f26297342b78f08567b4e8c0db4~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_653,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/11062b_59dc8f26297342b78f08567b4e8c0db4~mv2.jpg)
2020年春コロナ禍に入りインバウンド向けの筆文字アート制作「一」ichiは実現に至らなかった。
それでも失敗に慣れている私は「またいつかできるだろう」という気持ちで一憂
することもなかった。
この性格で良かったと思う。
では誰向けに?と新たな方法を模索していた矢先に子供の字を思い出した。
あの無駄な力の入らない素朴さの中にあるその子のエネルギーに満ち溢れた線。
子どもの時期にしか書けない味のある線を残したい。
そして家族で大人も子供も制作にかける時間も含めて「一」ichiを体験してもらいたい。
しかし、日本人にとって一本線しか書かないこの商品が受け入れられるだろうか。
そこでインテリアとして仕上げることにより、書いた時間だけでなくご自宅で飾って
長く「一」ichiを楽しんでもらうように、パネル型表装とオリジナルの「せと組子」の2パターンで動き出した。
もちろんインバウンド向けの「一」ichiも再開して世界中の人に楽しんでもらいたい。
老後は主人と世界を旅しながら「一」ichiを体験してもらい、世界中の人が同じテーマで創る筆文字アート「一」ichiの展覧会なんてものを開いてみたい。
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